・Knoll社、1970年代に作られたアームソファの張替え工程を画像と共にご説明いたします。
剥がして、張替えるまでに沢山の工程があります。なかなか見ることのない張替えの工程になります。

張替えは表面の生地を張替えるだけの作業から、今回のように中身から作り直して張替える作業まで幅広いです。
張替え前の椅子の状態に合わせて作業します。今回のソファは、ただの張替えというよりは作り直しの張替え作業でした。
フレームさえしっかり使える状態でしたら、どんなに古い椅子でも直して使い続けることが出来ます。
お客様のご要望に合わせ、張替えの際にクッションを厚くしたり改良いたします。
使い捨てではなく張替えて使い続ける暮らしへ。
 

@張替え前
 

A何百発と打たれたタッカー針を抜き
生地を剥がします


B劣化したモールドウレタンを取り除き
芯材の状態に戻します

     


C僅かに残ったモールドウレタンを参考に
新しくウレタンで再現して接着


D全体に不織綿を接着
柔らかく綺麗に仕上がります
 

E剥がした生地を参考に大きめに裁断
仮張り後、調整し張り込み
     
 

Fフレームを仕上げた後
座受け張り、背下部の順で仕上げます
 

Gフレームに合わせ座クッションを作製
バランスを見ながら背クッションを作製
 

張替え完成